
参考記事:
合理的配慮とロジャー 要求者の方(補聴器 / 人工内耳ユーザー、その保護者様)と回答者の方(大学様、自治体様、企業様)に伝えたいこと
障害者差別解消法の改正について 最大のポイントは「合理的配慮の義務化」

この記事自体が「初めての支援」と銘打っているので、お読みになられている大学様では、ノートテイク / PCテイク(以下、ノートテイクと呼ぶ)の運用経験はないものと仮定します。
参考記事:
大学聴覚障がい学生支援における「ノートテイク / PCテイク」と「補聴援助システム ロジャー」を
(a)ノートテイクは長い歴史を持つ聴覚障がい学生の支援方法ですが、運用の確立までは手間と時間がかかります。
(1)ご担当者がノートテイク自体を理解し、運用計画、予算計画などを立案、学内調整
(現在のコロナ禍では、それに合った体制(オンラインPCテイク)も含めた運用計画が必要になる)
(2)必要機器(テイカー用PCなど)の調達、テイカー用マニュアルの作成
(3)支援希望学生のご要望から、対応可能授業、スケジュールを割り出し、告知する
参考サイト:
(b)学生さんから情報保障機器による支援依頼があった場合、希望の機器をヒアリングしますが、ほぼ100%ロジャーの希望と思われます。
またノートテイク希望でも、大学側での対応が厳しいようでしたら、ロジャーによる支援もご提案してみて下さい。
もし学生さんがロジャーを知らない場合は、次の記事を参考にしてもらってください。
参考記事:
ロジャー導入大学一覧(国公立52校・私立72校 計124校)
導入事例 岩手大学様 早稲田大学様 佛教大学様 (いずれもフォナック社ブログ)
ここでは引続き、ロジャーを利用した支援を進めていきます。

学生さんに、以下のヒアリングもお願いします。
(1)装用されている補聴器 / 人工内耳のメーカー名、機種名
(2)片耳装用(右か左か)か、両耳装用か
(3)ロジャーの利用経験
(4)利用経験のある場合、場所(支援学校、自宅など)、分かればロジャー機種名
(5)利用経験のない場合、なぜロジャーを利用したいと思ったか
(6)受信機はご自身で購入できるか
参考記事:

「ヒアリングエイド・ボルテージ・ドットコム」では、大学のご担当者様用に各種問合せフォームをご用意しております。
検討段階前(とにかく分からないことがたくさんある状態)
検討段階中(デモ機貸出し、現地デモンストレーション、電話やWEB会議形式での説明、お見積り依頼や購入に関するお問合せなど)

(1)検討するロジャーの機種を絞り込む
送信機:これは必ず必要となります。
ロジャータッチスクリーンマイク:大学で購入実績が一番多いマイク
ロジャーオン:2022年1月にリリースされた最新鋭の万能マイク
ロジャーセレクト:ゼミや小会議用のマイク
通常の講義等での使用であれば、仮に支援希望学生が複数名いらっしゃっても教員用に1台あれば足りますが、
コロナ禍において、支援希望学生ごとにオンライン学習用に貸与するのであれば、複数台の購入が必要となります。
受信機:基本的に支援希望者が装用する補聴器 / 人工内耳に合わせた機種が必要です。
よって個人購入となるケースが多いですが、大学側が購入して貸出すケースもあります。
ロジャータッチスクリーンマイク + 受信機(片耳用1台 or 両耳用2台)
ロジャーセレクト + 受信機(片耳用1台 or 両耳用2台)
のお得なパッケージもご用意しております。
その他:ほかにも利用環境によって、各種ご用意しております。
ロジャーデジマスター:広い行動などでお使いいただく線音源スピーカー
ロジャーパスアラウンドマイク:タッチスクリーンマイクと組合わせる子機ハンドマイク
ロジャーリピーター:送信機と受信機の接続距離を延長できる中継器
(2)WEB会議で不明点、不安点を解消する
Zoomミーティングをお勧めします。
事前にメールなどでご相談内容をすり合わせた上で、行います。
学生支援ご担当者様の他に、学内 IT ネットワークのご担当者様、教務のご担当者様にご参加いただくケースも多いです。
ご担当者様と1対1 のミーティングであれば、メールのみ、電話のみでも可能です。
(3)デモ機貸出し
メーカーより試聴用デモ機を調達し、お貸出しをします。
実際の教室や講堂で、支援希望学生に受信機をつけていただいて、送信機からの声がどのように聞こえるかをご確認いただきます。
期間は約2週間としておりますが、ご要望に沿って柔軟に対応が可能です。
(なお新学期前後で、各校様のご検討が集中する時期は、お待ちいただくケースもあります)
(4)現地デモンストレーション
デモ機貸出しに伴い、必要に応じてお伺いをしてご説明をすることも可能です。
コロナ禍で難しいとは思いますが、双方で感染対策をした上で対応させていただきます。
(なお東京・神奈川・埼玉・千葉以外のエリアにつきましては、各エリア担当者をご紹介するケースもございます)
(5)お見積り依頼、ご購入に関するご相談
導入の機種の絞込みができましたら、お見積りをいたします。
ご予算、納期等、細かく対応をいたしますので、ご用命ください。

マイクの利用方法は非常に簡単です。まずはご担当者様、支援希望学生様が習熟していただき、
その後、学内調整をしていただきます。納品物にはマニュアルも付いております。
初めての支援は、いろいろな意味でご担当者様も大変かと思います。
「ヒアリングエイド・ボルテージ・ドットコム」は、どの Step でも、しっかりとお手伝いをさせていただきます。

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