補聴援助システム「ロジャー」を「Google Live Transcribe」の外部マイクとして使う 「ロジャーオン」と「ロジャーセレクト」で変換効率は違うのか

ロジャーが文字変換アプリ「UDトーク」の外部マイクとして有効なのは既に知られたところですが、「Google Live Transcribe」の外部マイクとしての利用に関しても検証してみました。「Google Live Transcribe」は2019年2月にリリースされた Android 用の音声文字変換アプリで、プロダクトマネージャーのSagar Sabla氏は「聴覚障がいをもつ人たちに役立つアプリとして提供したい」と語っています。

 

今回は「ロジャーセレクト」と「ロジャーオン」で、その変換効率やデバイスとの接続に関してなどを比較してみました。 ロジャーオンは、セレクトに比べマイクの機能は格段に向上しておりますが、今回のように「補聴器+ロジャー受信機」を使用せずに、「Live Transcribe」をインストールしたスマートホンやタブレットに繋いで、外部マイクとしてのみ使うケースでは、その変換効率にあまり差は出ませんでした。

 

一方、ロジャーオンはアプリをインストールしたデバイスとは有線接続となります(ここでは表記していませんが、デバイスと有線接続したロジャーネックループと無線接続する方法もあります)。一方ロジャーセレクトはデバイスとは Bluetooth での接続となります。一見、Bluetooth の方が有利にも思えますが、デバイスとロジャーを共に手元で操作する使用環境であれば、そこは問わなくてもいいかもしれません。後は使用感やデザイン、カラーなどで選んでいただいても良いかと思います。

 

ともかく「ロジャーを送信機単体で使う」という新たな利用法も見据えて、今後も情報発信をしていきます。

 

(2022/05/22 執筆 2022/08/16 妥当性確認)

 

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