補聴援助システム「ロジャー」の説明でよく出てくる「Tコイル」とは? 簡単に解説します

ロジャーの汎用受信機「ロジャーネックループ」やその前身機「ロジャーマイリンク」の解説には「Tコイル内臓の補聴器、人工内耳に対応」とあります。

 

フォナック社製のロジャーの受信機は、

 同じくフォナック社製補聴器専用タイプ(ロジャー18 / 19)

 特定の人工内耳プロセッサ用タイプ(ロジャー14 / 17 /20 / 21)

 他メーカーの耳かけ型補聴器や人工内耳にも使用できる3ピンタイプ(ロジャーエックス)

がありますが、「ロジャーネックループ」「ロジャーマイリンク」はさらに広い範囲の種類の補聴器に対応できる受信機となります。

 

これにより、不特定多数の難聴学生を迎える可能性のある大学などでは「ロジャーマイリンク」(2016年~2021年)、「ロジャーネックループ」(2021年~)がよく導入されています。

 

ロジャーとTコイルの仕組みを図に示すと以下のようになります。

 

全ての補聴器にTコイル機能が搭載されているわけではありません

 

フォナック製補聴器の場合

 マーベルシリーズ

  耳かけ型 26グレード中14グレード

  耳あな型 14グレード中10グレード(無償オプション)

 パラダイスシリーズ

  耳かけ型 20グレード中8グレード

  耳あな型 14グレード中10グレード(無償オプション)

 ルミティシリーズ

  耳かけ型 28グレード中8グレード

 

耳かけ型補聴器の場合、モードの切替えによりTモード(Tコイルモード)を選んでいただくこととなります。

耳あな型補聴器の場合は、製作時に販売店に依頼することでオプションとしてTコイル機能を付けられます。

 

なお、フォナック製補聴器の場合、上記のようにTコイル機能を搭載していない補聴器はロジャーダイレクト機能を有しているので、ネックループを使用せずともロジャーを利用できます。

 

他メーカーの補聴器 / 人工内耳に関しては、各メーカーのカタログや取扱い販売店でご確認ください。

 

難聴のお子さまのTコイルの利用について

 

補聴システムは、補聴器や人工内耳と同じ特性で音を聞けること、混信・雑音・断音がなく安定し、歪みが少なく音質が良い、という条件が望ましく、Tコイルなどの電磁波等のノイズを拾いやすいシステムは、この条件を満たしません。

 

そのためロジャーの受信機は、特に言語取得中のお子さまには、直接補聴器や人工内耳に接続可能なデザイン一体型またはロジャーダイレクトを推奨しています。

 

(フォナック社 ロジャーカタログから転記)

 

(2023/09/22 執筆)

 

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