一側性難聴 / 片耳難聴(UHL)に対する補聴援助システム「ロジャー」のソリューションは2パターン 「CROS+ロジャー」と「フォーカスⅡ」を比較検証

一側性難聴(UHL)に対するフォナック補聴器のソリューションは「CROS補聴システム」によるものが一般的でした。

 

最近、さらにロジャーを加えた提案がありますので、紹介します。

 

 Plan-A

 「従来の CROS システムにロジャーを加えて」

 Plan-B

 「CROS システムは使わず、フォーカスⅡを使って」

 

 

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Plan-A「従来の CROS システムにロジャーを加えて」

 

聞こえない方の耳にCROS補聴器、聞こえる方の耳にフォナックの補聴器、さらにロジャー送信機を加えることで、騒がしいなかでの会話や話者との距離が離れている時などは、ロジャーを併用することで「聞こえの環境」が改善されます。これは両耳で補聴器 / 人工内耳を装用されている方がロジャーを利用する時と、ほぼ同じと考えてよいと思います。

 

製造元のソノヴァ・ジャパン社では、片耳難聴の当事者団体「きこいろ」様とのコラボレーションで、啓発活動やモニターアンケートなどを行っております。ソノヴァ社の「きこえブログ」の以下記事をご参考になってください。

 きこいろ × フォナック コラボ企画 片耳難聴ソリューション体験談

 

おすすめセット

 フォナッククロス P-R (151,305円 / 税込)

 フォナックオーデオ P-R (224,706円 ~ 609,006円 / 税込 / 充電器を合わせた価格)

 ロジャーオン IN / ロジャーセレクト iN (オープン価格)

 

新規で全部揃えるとかなり高額となります。CROS システム(CROS 補聴器+フォナック製補聴器)を使っている方が、学校や会社で用意された送信機がある場合なら、ご自身の補聴器に合った受信機を揃えるだけで使うことができます。

 

Plan-B「CROS システムは使わず、フォーカスⅡを使って」

 

CROS システムは使わずに、聞こえる方の耳にロジャーフォーカスⅡを装用します。フォーカスⅡは、補聴器 / 人工内耳不要のロジャー受信機となりますので、ロジャー送信機と組合せのみで使い始めることができます。一側性難聴の方は、騒がしい場所では聞き取りにくくなるとのことですので、フォーカスⅡによる効果が出ているとのことです。

 

最近の研究では、騒がしい教室を想定してフォーカス llを使用した場合、健聴児たちと比較して、一側性難聴児たちは先生の声のような遠くからの会話を非常によく理解することができました。静かな環境においても、ロジャー フォーカス llを使用すると、使用しない場合と比較して一側性難聴児たちの会話の理解が有意に向上しました。

 

ただし元々補聴器の必要ない健聴耳側に機器を装用することになりますので、慣れが必要となります。また必ずロジャー送信機が必要となりますので、それをどうとるかも考える必要があります。「CROS+ロジャー」よりはコストを抑えられますが、導入には「CROSシステム」との比較試聴や併用も検討すべきと考えます。

 

おすすめセット

 ロジャーフォーカスⅡ (87,780円 / 税込)

 ロジャーオン / ロジャーセレクト / ロジャータッチスクリーンマイクなど (各 140,800円 / 税込)

 

 

(2022/10/15 執筆)

 

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